真夜中でも取引が可能な取引時間帯の広さとレバレッジがFXの特徴

FX(外国為替証拠金取引)は、為替市場において、各国通貨の価格差を利用して利益を上げる投資方法です。

相手国の通貨を安く購入し、高くなった時点で売却すれば利益が発生します。
株の場合は株価の売買で利益を出しますが、FXの場合は通貨の売買によって利益を出す仕組みです。

為替市場では、土日や特定の日を除いて、24時間取引が可能です。
日中は仕事が忙しくてトレードできない人でも、FXでは帰宅後の夜に取り組むことができます。
真夜中の取引も可能であり、取引時間帯の広さがFXの利用のしやすさにつながっています。

市場のサイクルは、早朝(日本時間)のウェリントン市場から始まります。
次いで東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の順で取引が行われます。
早朝の段階では、まだ市場参加者が少なく流動性が低い状態です。
しかし、ロンドン市場やニューヨーク市場で取引が始まる時間帯になれば非常に流動性が高くなり、値動きが活発化します。

取引に慣れれば、価格変動の大きな時間帯に取引を行うことで、大きな利益を狙うことができます。
安全性に配慮する場合は、比較的値動きが緩やかな東京市場の時間帯に取引することで、取引上のリスクを抑えることも可能です。

日本国内には、数多くのFX取引所があります。
日本人の場合は国内取引所を利用することが一般的ですが、海外の取引所に口座開設することも可能です。

日本の取引所と海外の取引所では、サービス面が異なっています。
また、海外の取引所は日本の法律が適用されないため利用には十分な注意が必要です。
サービス面の最も大きな違いは、レバレッジの比率です。
日本国内は25倍に規制されていますが、海外取引所にはそれがありません。
888倍のレバレッジが可能な海外取引所もあります。
レバレッジがかかることで大きな取引ができる点がFX最大の魅力ですが、その分リスクに対する備えが必要です。

ゼロカットシステムを導入している取引所が多い点も、海外の特徴です。
ゼロカットシステムとは、相場が急変して万が一証拠金を上回る損失が発生した場合も、それを0に戻すシステムです。
つまり、投資資金の損失リスクはありますが、それを超えて借金を抱えるようなリスクは回避できます。

日本の国内取引所では、このシステムは採用されていません。
但し、各取引所では強制ロスカットのシステムがあり、一定の証拠金維持率に達した場合は強制的に決済を行うことでそれ以上証拠金に損失が出ないようにしています。

もちろん、急激な相場の変動でロスカットが間に合わないようなリスクもありますが、一般的な状況でそれは考えにくく、ゼロカットシステムがなくても借金を背負うようなリスクに関しては非常に低いです。

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