ソーシャルレンディング・クラウドクレジットの特徴

クラウドクレジットは2013年に設立されたソーシャルレンディング事業者ですが、以下の2つが大きな特徴になっています。

・ファンドの融資先が海外の事業者
・伊藤忠商事を始めとした大手企業がクラウドクレジットに出資

クラウドクレジットのメリット

クラウドクレジットには以下などのメリットがあります。

1.高い利回り

クラウドクレジットの利回りの幅は5.5~12.5%になっており、平均的に8%程度になっています。ソーシャルレンディングの一般的な利回りの6%より高い利益を望めます。

2.多彩な種類のファンド

クラウドクレジットは多種なファンドを運営しており、運用期間・分配方法・融資金額・利回りなど、様々なファンドの中から自分の投資適性に合ったものを選択できます。
また、多数の国に融資するという特徴から、貸付する通貨も色々な種類で行われます。円建ての他に、米ドルやユーロ、ルーブル、メキシコペソなどがあり、外国通貨の為替の変動による利益も狙えます。

3.豊富な情報の提供

クラウドクレジットは各ファンドの実績や情報をホームページ上で公開しています。従って、いつでもホームページを見れば、自分の出資したファンドの投資内容や融資先の情報などを確認できます。

また、ファンドの実績データが「満期時運用レポート」として、PDFで表示されています。そして、クラウドクレジットの特徴的なサービスと言えるのが、「期待リターンマップ」の提供です。期待リターンマップでは、各ファンドのリスクをA~Eの5段階で評価しており、利用者にとっては出資する際の判断材料にできます。

4.大手企業からの出資

クラウドクレジットの出資企業には「伊藤忠商事」や「第一生命」、「SBIインベストメント」、「三菱UFJキャピタル」など、大手企業が名を連ねています。
ソーシャルレンディング業界はまだ歴史が短いだけに、事業者には創立間もないベンチャー企業が多く、不安定な面は否めません。クラウドクレジットの信頼性の高さは出資する上で大きな安心感に繋がります。

5.社会貢献への参加

クラウドクレジットのファンドは、多くが経済面の未熟な新興国への融資です。
クラウドクレジットのファンドに参加することは、発展途上国の自立と貧困からの脱出を担うという、社会的意義の大きい活動に貢献できます。

クラウドクレジットのデメリット

クラウドクレジットのデメリットは、出資金の安全度が非常に低いということです。
クラウドクレジットのファンドには、不動産担保や債券担保が設定されておらず、出資金に対する保証が全くありません。

現在のソーシャルレンディングは、不動産を主体に融資先から担保を提供してもらうことが一般化しており、その点ではクラウドクレジットのファンドはリスクが大きくなっています。融資先が海外企業ということが要因と思えますが、リスクには細心の注意を払う必要があります。

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